教員や学生の最近の活動を報告します。
============================================================ 特別講演会 講演タイトル:乱流境界層の数値計算 講演者:水野吉規(マドリード工科大学・研究員) 日時:平成20年1月22日(火) 午後3時~5時 場所:工学部総合校舎 213講義室 講演要旨: 乱流境界層に関する研究は非常に古くからなされているが、 その直接数値計算(DNS)が行われるようになったのは比較 的最近である。その理由は、境界条件の設定が難しいことと、 十分なサンプルを得るために長時間の計算が必要なことにある。 しかし、計算機能力の向上とともにこれらの困難は緩和され、 しだいに大規模な乱流境界層のDNSが可能になってきている。 本講演では、境界層の運動量厚さと壁面から遠方における流れ 方向の流速から定義されるレイノルズ数 Re_theta が 900, 2000 の場合に対して最近実施されたDNSを紹介する。特に、同じ壁 面を過ぎる乱流であるチャネル乱流との違いについて、同程度 のレイノルズ数に対するDNSの結果を比較しながら述べる予定 である。 なお本講演の内容は、J.Jimenez教授、S. Hoyas博士、 M. Simens博士らとの共同研究によるものである。 ==============================================================